日商ビジネス英語検定

以前は1~3級という区分でしたが、インターネット経由で試験を行うIBT(Internet Based Testing)方式で、2023年にリニューアルされました。

受験者が所有するパソコンやタブレットを使用した自宅等での受験英語によるビジネスコミュニケーションの基礎的な能力を身につけたい学生から国際ビジネスの第一線で活躍する社会人まで広く活用されることが想定されている試験です。

この検定では、実際の国際ビジネスにおいて、企業内外の利害関係者と円満な人間関係を構築し、ビジネスの目的達成を果たすために必要な、英語による即時回答力を重視しています。

①合格基準

スピーキング、リスニング(択一式)、リーディング(択一式)
出題数60問 試験時間30分

TOEICと同じスコア式ですので、合否判定はありません。

②教材選び

旧公式テキストのテキストが手に入るなら、それを学習に使用してもよいですし、貿易実務検定の英語対策本とジャンルは同じですので、そちらでの学習も大丈夫です。
それ以外の市販テキストも掲載しておきます。

上段
日商ビジネス英語検定公式テキスト/模擬問題集(日本商工会議所)
下段
左:実例で学ぶ英文ビジネスレター・Eメールの教科書(ペレ出版)
右:英文ビジネスEメール 実例・表現1200(Z会)

TOEICのテキストも一部共通する内容はありますが、貿易に関係する交渉や信用状取引に関する文章は含まれませんので、あまりおすすめしません。

③学習方法と試験対策

まずは定型文やよくあるシチュエーションでどのような表現や言い回しが使われているか、マナーや注意点をテキストで学習しましょう。

合わせて、信用状取引の仕組みや決済などの実務の流れも意識しながら進めていくとより具体的に学習が進められます。

公式HPにはサンプル問題が掲載されているので、必ず目を通しましょう。
当日の試験では、発音の録音試験もあります(加藤はリニューアル前のデモテストを受けました)。

新版の公式問題集は2024年3月時点で未発売ですので、問題を解きたい場合には貿易実務検定のC・B級の公式問題集が練習に使えますが、出題形式は異なりますのでその旨ご注意ください。

学習に悩んでいる場合は、当スクールの公式LINE(ID:@012oyijz)でお気軽にご相談下さい。
2024年は英検の出題形式も新しくなりますね。いろいろ新しいことに挑戦する人を応援します。


加藤 佑喜