貿易実務検定C級 勉強のはじめ方
貿易実務検定C級は受験資格が要らず、自宅で受験できるオンライン試験です。
C級は、定型業務をこなすために必要な知識があることを証明するレベルです。
これから学習を開始する人へ合格基準や必要な教材など、3つのポイントを紹介します。
①合格基準
科目は貿易実務と貿易英語の2科目です。
2科目の合計160/200点(80%)を基準として試験委員長の定める点以上で合格です。
再受験の場合は一定の基準を超えれば科目免除があります。
<科目免除について | 貿易実務検定®の紹介 | 貿易実務検定(R) (boujitsu.com)>
学習期間は約2~3か月あれば初学者でも合格を目指せます。
②教材選び
まずは直販の公式テキストもしくは市販のテキストを用意しましょう。
左が直販(MHJ出版)、中央が市販(日本能率協会マネジメントセンター)
左が非公式でのオススメです(ネットスクール出版:サクッとわかる貿易実務、池田隆行先生)。
加えて、必ず公式過去問題集は用意して下さい。購入の際はできるだけ最新のものを買うことをおすすめします。古いものだと、インコタームズなどは当時の最新版で出題されているからです。
③学習方法と試験対策
C級は基本的な専門用語を理解できているかが重要点ですので、独学でも合格可能です。
もしB級やA級取得を視野に入れている場合は、スクール等での学習をおすすめします。
しっかりと全体像や流れを理解していないままだとB級の学習開始の際にかなりの負担となります。
試験科目は実務と英語なので、実務でその内容を理解しながら英単語力を同時に身につけていきましょう。
<学習例その1>初めて学習する人
1カ月目はテキスト学習を進めながら、過去問題の2択(〇×やAB選択)問題にどんどん挑戦しましょう。
2カ月目に問題集の実務(語群選択や三答択一)に挑戦し、英語の文章問題にも取り組みましょう。
<学習例その2>ある程度の知識や実務経験のある人
先に過去問から着手して、間違えた問題や今後間違える可能性がある分野をテキストで復習しましょう。
どの学習方法にしても、遅くとも試験の2週間前には過去問に着手して下さい。
時間の限り過去問題を周回して下さい。
時間の無い方は最低3回分は解くと傾向が少しはつかめるはずです。
当日はオンライン試験です。
大問ごとに制限時間が設けられていますので、時間のあるかぎりはその大問に使いましょう。
余った時間は次の問題に繰り越しも、前の大問に戻ることもできません。
試験直前にデモンストレーションの機会がありますので、必ず実施しましょう。
普段、書いて勉強している人ならパソコン等での受験はやりづらく感じるかもしれないので、日頃の学習では制限時間の10%~20%速く解けるように意識・対策しておくと良いです。
当HPの単語テストや練習用解答用紙をフルに活用して下さい。
独学に厳しさを感じた場合は早めにご相談くださいね。
合格目指して頑張りましょう。
加藤 佑喜